PRODUCT INFORMATION COLUMN
製品情報コラム
チオール化合物の屈折率
投稿日:2022/07/15
弊社チオール製品の屈折率をご紹介します。
目次
チオール製品の屈折率
一般に硫黄含有置換基(チオール、チオエーテル、スルホン等)、芳香環やハロゲン原子が構造中に含まれていると、高屈折率になると言われています。
エポキシ樹脂硬化剤として、硫黄含有のチオール化合物を使用することで、硬化剤としての効果だけではなく、硬化物屈折率の向上も期待できます。そのため、眼鏡用などのレンズ用樹脂にチオール系硬化剤が使用されています。
参考としまして、弊社チオール製品自体の屈折率をご紹介します。
製品名 | 分子中のS数 | refractive index nD (20℃) |
---|---|---|
BMPA | 1 | 1.49 |
EHMP | 1 | 1.46 |
MBMP | 1 | 1.46 |
BDMP | 2 | 1.18 |
EGMP-4 | 2 | 1.49 |
TMMP | 3 | 1.52 |
PEMP | 4 | 1.53 |
DPMP | 6 | 1.53 |
TEMPIC | 3 | 1.54 |
PXDT | 2 | 1.61 (45℃) |
Multhiol Y-2 | 2 | 1.50 |
Multhiol Y-3 | 3 | 1.52 |
Multhiol Y-4 | 4 | 1.52 |
*値は全て代表値であり、保証するものではありません。
配合物としての屈折率につきましては、配合する樹脂、添加剤や硬化に伴う収縮などの影響がありますので、それぞれの配合にてお試しください。
尚、骨格構造によって粘度が異なりますので、求める用途・作業性によって望ましい粘度となるよう、総合的にご判断ください。
*本記事は、記載内容を保証するものではありません。