堺化学工業株式会社
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製品紹介

基本情報

  • 製品名

    Multhiol Y-3

  • 化学名

    3-(3-メルカプト-プロポキシ)-2,2-ビス-(3-メルカプト-プロポキシメチル)-プロパン-1-オールを主成分とする、3-アリルオキシ-2,2-ビス(アリルオキシメチル)プロパノールを主成分とするペンタエリスリトールと3-クロロ-1-プロペンの反応生成物とチオ酢酸の反応生成物のアルカリ処理物

  • 別名

    ペンタエリスリトール トリプロパンチオール / Pentaerythritol tripropanethiol
    2,2-Bis(hydroxmethyl)-1,3-propanediol 3-mercaptopropyl ethers

  • IUPAC名

    3-(3-メルカプト-プロポキシ)-2,2-ビス-(3-メルカプト-プロポキシメチル)-プロパン-1-オール / 3- (3-Mercapto-propoxy) -2,2-bis- (3-mercapto-propoxymethyl) -propane-1-ol

  • SMILES記法

    OCC(COCCCS)(COCCCS)COCCCS

  • 分子量

    358.58(主成分)

  • ステージ

    パイロットスケール

主な使用用途・特長

▼耐水性の向上
チオール骨格をエーテル構造にすることで、耐水性を向上しました。
チオール配合エポキシ樹脂硬化物を6時間煮沸した結果、Multhiol Y-3配合物は外観に変化ありませんでした。
結果、エーテル構造のMulthiol Y-3は、耐水性や耐湿性を付与できるといえます。

▼柔軟性の向上
3点曲げ試験を行いました。

曲げ弾性率は、配合物を曲げるために必要な力のことで、TMMP配合物、Multhiol Y-3配合物ともに同等であることを示しており、チオールを配合することで柔軟性が付与されることが分かります。

しかし、TMMP配合物は、曲げた後に戻ることなく折れている状態で、力を入れ真っすぐの状態に戻すと、折れ目には折れた痕が残りました。
一方で、Multhiol Y-3配合物は、曲げた後に自然に真っすぐの状態に戻り、折れ目には割れやヒビなどが生じません。

これらのことより、Multhiol Y-3は「柔軟性」+「復元性」を付与できるといえます。

製品詳細

  • 外観・性状

    無色~淡赤黄色透明液体

  • 濃度

    100%(反応生成物として)

  • 融点

    < -50℃(OECD 102)

  • 沸点

    245.2℃ (1atm)(OECD 103)

  • 引火点

    240℃ (クリーブランド開放式)

  • 密度/比重

    1.13 (25℃)

  • 粘度

    約150 mPa・s(25℃)

  • 屈折率

    1.52

  • 水への溶解性

    152.932 mg/L (20℃)(OECD 105)

  • 溶剤への溶解性

    易溶(50wt%,r.t.):トルエン、メタノール、エタノール、アセトン、アセトニトリル、シクロヘキサン、クロロホルム、MEK、MIBK、THF、PGME、PGMEA、酢酸エチル、酢酸ブチルなど

  • 荷姿

    18kg樹脂缶

法規情報

  • 化審法 No.

    低生産量新規化学物質製造申出済

  • 消防法

    危険物第4類引火性液体 第4石油類非水溶性液体

  • 毒劇法

    非該当

  • 化管法

    非該当

  • 安衛法

    2-(8)-862

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Multhiol Y-4 / Pentaerythritol tetrapropanethiol

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